7/31/2011

SF: ART IN MISSION

ギャラリーではないけれど、おしゃれなブティックや雑貨で必ずとしてあるのがアート展示スペース。大好きなMisson地区にて見つけたアートをご紹介。

NOOWORKS
前に紹介したFOUR BARRELというコーヒーショップがあるValencia St.に並ぶ素敵なブティック、古着屋、雑貨、アンティーク家具ショップ。ここは要チェック。
その中にひと際目についてしまったショップNOOWORKS。お店もかわいいけれど、やはりアートの展示がいい!オーナーのJenniferがアーティストを国内外からセレクトし、アート展以外にもアーティストのデザインで作ったオリジナルトレーナーやTシャツなどを販売する。
展示中のアーティストはUK出身のMaya Wild。キュートなイラストタッチやタイポグラフィーと素敵な色使いがかなりお気に入り。カッティングペーパーとドローイングのコラージュなど、Mayaのユニークな世界が広がる。







この通りの気になるお店もご紹介。なかなかのおしゃれグッズに会える♥






7/30/2011

SF: ART GALLERY REPORT 3

San Franciscoは、ギャラリーの枠を超えたアート展がそこら中で展開されている街。
それは、ストリートから、ブティック、そして空き地までとあらゆる場所にアートが共存していく、まさに私の求める理想の形である。

まず最初にご紹介するのは、おしゃれなブティックや雑貨、レストランが並ぶHayes Streetに突如あらわれたPOP UP ギャラリー、MUSEUM CRAFT DESIGN。MOMAのギフトショップばりのアーティストデザインの雑貨とオープンスペースをうまく活用してできたサイトスペシフィックな3Dインスタレーションが展示され、定期的にSan Franciscoの街を巡回していく。
スペースさえあればどこへでも展開されていくこのMUSEUMは、今San Franciscoのクリエイターたちの間で非常に話題になっている。

今回展示中のアーティストは、SF在住のAndy Vogt。古木をリサイクルし空間を意識したサイトスペシフィックな展示を展開している。また写真家として、Wired、Rolling Stone、Spin などのカルチャー、音楽雑誌やインディペンデントのレコードレーベルのアルバムジャケットを手掛けたりなど、幅広い活躍をみせる。
次のPOP UPはいつなのか、どこなのか、もしかしてお隣さんに突如現れるかもしれない、、、そんなどきどき感と親近感がアートを受け入れる、そして理解する環境を作り出している。普通のことのようだが本当に素敵なことだ。




Andy Vogtの主な作品。





7/29/2011

SF: ART GALLERY REPORT 2

ギャラリーレポート第二弾。まだまだ続くよ!!!

Mission 19thの駅からひたすら歩いて30分くらい。外観のすてきなギャラリーが見えてくる。
White WallsのギャラリストであったAndres Guererroがオープンし、アーティストのセレクションとスタジオのセンスを感じるおすすめギャラリー。
展示中の"Sent Upstate" by Mark Mulroneyもかなり個人的にぐっとくる内容だっただけにおすすめ度が高い。テーマは「性と死」。
独特のペンタッチで描くペインティングとコラージュの合体作品には裸の女性やおどけた男たち、花、性器などが描かれており、辱めや後悔なしでは人はいきていけないものだを表現している。Mulroneyの言葉より「人はみないづれかは死ぬ。そしてもっとセックスをしとけばよかったと後悔するものだ。でもそう思う気持ちは当たり前でなにも恥ずかしがることはない。」





STEVEN WOLF FINE ARTS
GUERRERO GALLERYの対面にあるおしゃれなギャラリー。現在展示中はグループ展の”Negative Space" 。
アートは時にむかつく、アートは時にアバンギャルドな危機的な場所=「否定」からうまれるもの、、、などなどネガティブにあるアートを様々なアーティストがそれぞれの視点で表現していく。





SOMA地区にある倉庫のような贅沢なスペースを持つギャラリー。Jered SprecherとWayne Smithの作品が展示中。
このギャラリーのユニークなところは、スペースは勿論のこと、アート系の出版ビジネスも手掛けており、なんとRoland DG のプリンターが2台も使われていて、とてもクオリティが高いと喜んでいた。いつもお世話になっているRoland DGのプリンターが海外で、しかもアートギャラリーで見られるなんて、嬉しい限りだ。






このギャラリーもなかなか見つけるのが難しい。住宅地にぽつんとあるギャラリーでランチや打ち合わせがあるとクローズになってしまうので、なかなかタイミングが難しい。
だからこそのぞきたくなる魅惑たっぷりのギャラリー。
個性的な若手作家のセレクションを持つ。是非足を運んでほしい。
展示中のアーティストは、Lisa Congdon とSarah Applebaum。





7/28/2011

SF: ART GALLERY REPORT 1


San Franciscoおすすめギャラリーのご紹介。
それぞれがかなり点在しているため、車があると便利だけれど、地下鉄やバス、徒歩をうまく利用して是非ホッピングしていただきたい。
歩く手段しかなかった私は、いくつか危ない地域にあるため断念したギャラリーもあるけれど、だいたいのおさえたいギャラリーは制覇したと思う。

SFで一番お気に入りのギャラリー。Barry McGee, Ryan McGinley, Sam Gordonなど扱っているアーティストのクオリティーが高い。ギャラリーはMission地区の端にあり見つけるのが少々大変かも。
展示中の作品は"Summer Collection" by Margaret Kilgallen。Barry McGeeのパートナーで10年前に残念ながら亡くなっている。本当に惜しい人が亡くなってしまった。。。彼女の作品は先日紹介したLA MOCAでの"Art in the Streets"でも展示されている。
TOKYO PHOTO 2011にも参加するらしく、ギャラリストと再会できるのも楽しみだ。






ストリートアートをベースにアメリカのユニークなアーティストを紹介している。
展示中の作品は、"Make an Effort" by D Young V。
D Young VはSF在住のアーティスト。「もし現代社会をやり直すことになったなら、一体この世がどうなっているのだろう」という問いに、彼の想像する再建された世界、新発想、技術、宗教、言語、世紀末後の姿を発表している。



SHOOTING GALLERY
WHITE WALLSに隣接しているギャラリー。
"Grand Illusion" by Anthony Sneedでは、斬新な色彩のペインティングインスターレション。シンプルにしかし大胆な色とパターンを構造的に見せることで視覚的なイリュージョンがうまれる。彼のインスピレーションである「強制される力」を描いた作品。ブルックリン在住。




EVER GOLD GALLERY
注目の若手ギャラリーとしてメディアに多々フィーチャーされている。ダウンタウンにありアクセスもしやすい。様々なジャンルの作品を紹介しているがインスタレーションや実験的な作品も多く、ここに行けば面白いものが見られる、アメリカの若手のアーティスト事情が分かる場所かもしれない。
展示中のアーティストの紙作品もものすごくポップでかっこよかった。



BAER RIDGWAY EXHIBITIONS
SF MOMAに近接するクオリティーの高いギャラリー。扱っているアーティストセレクションも非常にユニークで日本やアジアでも今後みられる作品も多いのでは。ポテンシャルが高そう。
展示中のアーティストはSF在住のTravis Collinson。アート雑誌でこの作品を見たのをきっかけにギャラリーへ足を運んだ。アーティストの見る視点と彼が描くポートレート作品の被写体が見つめる視点の強さとユニークさが非常に面白い。ペインティングとドローイング作品。