1/25/2011

上海:Shanghai Artist Maleonn(馬良)

先日上海ビエンナーレでドキドキしてしまったアーティスト、馬良に会いに彼スタジオ696を訪ねてみた。スキンヘッドに革ジャンという格好に怖そうな印象だったが、笑顔の素敵なとても優しい作家さんだった。あのビエンナーレで再現されていたスタジオを案内してくれ、今は全てビエンナーレ用にお引っ越しされちゃっている状態だったけど、スタジオ自体がアートの一部もしくは舞台の一部のようで抜群のアートディレクションを肌で感じた。馬良とは雑談も交えていろいろ話ができ、彼の作品や今後の活動、そして話は日本のアニメや漫画、監督(特に北野武や岩井俊二のファン)の話で盛り上がった。

両親が北京オペラの俳優、そして姉が作家と家族全員が芸術一家の馬良、子供のときから芸術や文化の一部にいながら育った彼は、笑顔で見せる優しい一面とは別のたくましく芯の通った芸術魂みたいなものを強く感じた。こういう若い作家が上海にもいるんだなと非常に嬉しく、貴重なひとときとなった。